CAD/CAM冠

今まで保険でできる奥歯のかぶせ物は銀歯しか認められていませんでしたが、新たにCAD/CAM冠（キャドカムカン）と呼ばれる、白いかぶせ物が保険適用になりました。このかぶせ物はプラスチックとセラミックスを合わせたハイブリッドレジンと呼ばれる白い素材で作ります。保険適用外のオールセラミックス冠に比べると強度や色調の正確性は劣りますが、費用を抑えることができ、周囲の歯の色に調和したものを入れることができます。さらに金属を一切使用しないので金属アレルギーの心配もありません。
CAD/CAM冠は保険診療の制度上、すべての歯に適用できる物ではないので確認が必要です。しかし条件を満たしているケースであれば、銀歯をCAD/CAM冠に交換することをお勧めします。

前歯（上下1番・2番・3番の歯）

中切歯・即切歯・犬歯（真ん中から数えて1～3番目の上下の歯）も保険適用。

上下4番・5番の歯、もしくは7番目の歯が上下4本残っている場合の上下6番目の歯

小臼歯と呼ばれる4番目・5番目の歯、もしくは7番目の歯が上下4本とも残っている状態で、上下6番目の歯を治療する場合。
また7番の歯が残っていても咬み合わせや、くいしばりなどの影響でCAD／CAM冠にはできない場合もあります。

主に上下の4・5番目の歯の全体的なかぶせ物が対象です。
適用するために必要な条件があります。