鉄剤で歯が黒くなる?着色の原因と予防のポイント
鉄剤を服用していて、「歯が黒っぽく見えるようになった」と感じたことはありませんか。歯の色が変わると、むし歯かもしれないと心配になってしまう方も少なくありません。
しかし、こうした歯の着色は、鉄剤が原因で起こる場合があります。
そこで今回は、鉄剤による歯の着色の原因や、予防のポイントについてお話しします。
鉄剤による歯の着色の特徴
鉄剤は、貧血の改善や予防のために服用されることが多いですが、人によっては、歯に黒や茶色の着色が見られることがあります。
この着色は、歯そのものが変色するのではなく、歯の表面に鉄分が付着して起こります。
軽度であれば歯みがきで落とせる場合もありますが、セルフケアで落とすことが難しい場合は、歯科医院でクリーニングを受けることで改善が期待できます。
鉄剤による着色はどのように起こる?
鉄剤による着色は、鉄イオンなどの成分が歯の表面に付着し、歯垢(プラーク)と反応することで生じるとされています。
この着色は少しずつ進行するため、初めは気付かない場合もあります。
ただし、歯の色の変化は、むし歯など他の原因が関係していることもあるため、見た目だけで判断することは難しいです。気になる変化がある場合は、歯科医院でお口の中の状態をしっかり確認してもらうことをおすすめします。
着色しやすい習慣とは
鉄剤による着色は、毎日の生活習慣によって起こりやすくなります。
鉄剤服用後にお口のケアを行わない
鉄剤服用後にうがいや歯みがきを行わないと、お口の中に鉄剤の成分が残りやすくなります。成分が残っている状態が続くと、歯の着色につながることがあります。
歯の表面に汚れが残っている
歯の表面に歯垢や汚れがあると、そこに鉄剤の成分が付着しやすくなります。その結果、黒や茶色の着色が目立ちやすくなることがあります。
着色を防ぐためのポイント
鉄剤による着色を防ぐためには、毎日のセルフケアを丁寧に行い、鉄剤の成分や汚れをお口の中に残さないことが大切です。
水や白湯で服用する
お茶や紅茶などに含まれる「タンニン」は、鉄イオンと結び付きやすく、着色が生じることがあります。そのため、鉄剤は医師や薬剤師の指示に従い、基本的には水や白湯で服用しましょう。
食後や鉄剤服用後はお口のケアを行う
食後や鉄剤服用後にうがいや歯みがきを行うことで、お口の中に残った成分や汚れを洗い流しやすくなります。特に、歯の表面に付着した歯垢や汚れを落とすことは、着色予防につながります。また、デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることで、歯と歯の間の汚れも落としやすくなり、お口の中を清潔に保ちやすくなります。
なお、病院などで鉄剤を処方されている場合は、歯の着色が気になったとしても自己判断で服用を中止しないようにしましょう。不安なことがある場合は、医師へ相談することが大切です。
鉄剤による着色は毎日のセルフケアで予防しましょう
鉄剤を服用している場合、歯に黒や茶色の着色が見られることがあります。
この鉄剤による着色を防ぐには、毎日のセルフケアが大切です。
当クリニックでは、一人ひとりのお口の状態に合わせたセルフケア方法について、わかりやすくお伝えしていますので、お気軽にご相談ください。
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